今回は、こんな疑問にお答えします。
・リフォームの失敗しないタイミング選び
・定年前と定年後のリフォーム工事【メリット・デメリット】
こんにちは、リフォーム三四郎です。
リフォーム専門の一級建築士として、18年のキャリアがありお引渡し物件は、30億円以上、400軒以上の実績があります。
リフォームを通じて、一人でも多くの方に成功して頂き、幸せな人生づくりのお手伝いができればと思い、リフォーム情報発信中です。
今回は、リフォーム工事の時期を悩んでいる方の為に、工事のタイミングの決め方の参考となるよう記事にしました。

・いつリフォームするのがいいのか?悩んでいる方
・退職金でリフォームしようと思っているご夫婦
・なかなかリフォームに踏み切れない御家族
『リフォームはいつでもできる』は間違い

リフォーム工事は、『いつでもできる』そんな思いから、つい5年~10年と時間が経ってしまうご家族もいます。
リフォームのタイミングを見逃さない為に、どこかで決断をする必要がありますが、家族だけではなかなか難しいものです。
定年前後は、大型リフォームを検討する時期と重なります。
定年前と定年後どんな違いがあるか?
考えてみることで、あなたの『リフォーム時期の最適解』がみつかります。
定年前に『リフォーム工事』のメリット

家の築年数によりますが、定年前にリフォームする場合
・早い時期から『リフォーム済み』の家に住める
・老後の計画を早期に出来る
・仕事しているうちに工事の為、ストレスが少ない
などがあります。
早い時期から『リフォーム済み』の家に住める

人生において50代の方が、70~80歳より価値が高いと言えます。
人生を楽しむには、若いうちから『リフォーム後の空間』を楽しんだ方がお得です。限られた時間を、充実したものにする為には、生活空間は大切です。
家の築年数にもよりますが、人生の1日1日を充実した生活にする為、早期のリフォームは効果的です。
老後の計画を早期にできる

60歳以上になると『最大の大きな出費』がリフォームになります。リフォームにいくらかかるか明確になっていれば、その後の人生設計がしやすくなります。場合によっては、働く予定をすこし延ばす方もいます。一度リタイアしてからだと再就職先は厳しくなります。大きな出費のリフォームですが、実際やってみないといくらかかるか?正確に判断できません。予算を無理やりおさえても、メンテナンスに最低限かかる費用もあり無理があります。60歳はまだ人生の2/3程度でまだ30年以上先も考えなくてはいけません。
仕事をしている最中に工事の為、ストレスが少ない

住まいながらのリフォーム工事は大変です。
平日仕事中にリフォーム工事を進めてもらえれば、住みながらの工事ストレスは激減します。
仮住まいする場合でも、普段の生活で仕事をしていれば、仮住まい先でのストレスも減ります。
定年前に『リフォーム工事』のデメリット

定年前にリフォームすることは、いいことがかなりありますが、メリットばかりではありません。
・まだまだ使えるもったいない
・家族の形態が決まっていない
・退職金がはっきりしていない為、資金計画しにくい
・住宅ローンが終わっていない
それぞれ詳細にお伝えします。
まだまだ使えるもったいない

築20年~25年程度ですと特にまだまだ使える『もったいない』意識が働き、リフォーム時期を先送りにしたくなります。
ユニットバスの寿命はメーカーでは15年といいますが、実際はもっと利用できます。20年以上は大丈夫です。但し30年以内には、交換の時期があると考えて下さい。20年経過していたら後は、ご家族の状況次第でリフォームしてもいいでしょう。
家族の形態が決まっていない

晩婚化が進み30代のお子さんと同居しているご夫婦は、数おおくいます。今後結婚して家をいつ出ていくのか?なかなか判断できません。
子供の結婚を待っているといつまでも工事できません。子供は子供と考え、ご夫婦の人生を楽しむことを最優先にして計画する必要があります。
子供の為にリフォーム計画を遅らせても、子供からはいい迷惑です。
退職金が決まっていない為『資金計画』しにくい

退職金をリフォーム資金に考えているご家族もおおくいます。
はっきりした『退職金』の金額が不明だと、なかなかリフォームに踏み出せません。
同程度の役職の先輩から情報を得てから計画しましょう。2年程度のなら大幅な変更は少ないでしょう。但し5年や10年違うと退職金も大幅に変化しています。
年々減っている『退職金』をあてにしすぎることは危険です。
定年を期に転職するか?定年後何歳まで働くか?検討するいい機会です。第2の人生を見直して下さい。
住宅ローンが終わっていない

新築時に30年~35年ローンを組んでいる場合、完済していないケースがほとんどです。2重ローンは心理的負担が高い為、計画を先送りしたくなります。
ローン残高や資金計画にもよりますが、ローンの一本化の検討が必要となります。金利が高いローンを利用している場合は、かなりお得になるケースもあります。
・1千万以上のローン残高 ・十年以上の支払い年数
ある方は特に、借り換えを『リフォーム』と同時検討して下さい。
定年直前が『リフォーム』適齢期

定年は、人生を見直すまたとない機会となります。
その時期と合わせて『リフォーム』計画をすすめると、セカンドライフが活力あるものとなります。定年後リフォームされるケースについても検討してみましょう。
定年後に『リフォーム工事』のメリット

定年後にリフォームする、メリットについても検討してみましょう。
・計画がいつでも可能
・メンテナンス時期に合わせて計画出来る
・じっくりリフォーム計画が可能
リフォーム計画がいつでも可能

定年時期を過ぎてしまえば、ゆとりをもってリフォーム計画が可能となります。子供が巣立ったあとや奥様の体調に応じてなど、選択肢がひろがります。
定年時期が家族全体では、リフォームに向かない家庭もあります。特に奥様がリフォームに後ろ向きな場合は、無理してやってはいけません。工事の時期は、『奥様次第』です。
メンテナンス時期とあわせて『リフォーム計画』ができる

外壁塗装工事など家には、必ずメンテナンス時期があります。水廻りの交換などの内部工事と外部のメンテナンス工事は、同時に工事した方が安く工事できる為、同時施工がおすすめです。
但し、外壁の状態はあまり先延ばしにしにくい為、とりあえず外壁だけリフォーム工事される方もいます。その場合2重になる工事など発生して効率的ではありません。
メンテナンス工事と内部のリフォーム工事が同時に工事できることは、大きなメリットです。
じっくりリフォーム計画が可能

定年後は、時間にゆっとりが生まれます。リフォーム計画は、とても楽しいものです。
定年後の時間の使い方に『リフォーム計画』を存分に満喫することも一計です。
但し、時間がありすぎる為に、ついだらだらと打ち合わせをしてしまい、工事になかなか進まない方もいます。
とりかかったら、必ず完成日程を決めてプロジェクトに取り組んでください。
定年後のメリットとして、生活のスタイルが既にある為、不満の解消が実際の生活に
定年後に『リフォーム工事』のデメリット

定年後にリフォームする、デメリットを知っておくことも大切です。
・いつでもよくなってなかなかリフォームしない
・生活にはりがなくなって『リフォーム』に対しても消極的に
・リフォーム後の生活を楽しむ時間が短い
・リフォームは高年齢では大変
詳細に解説します
いつでもよくなってなかなか『リフォーム』しない

定年を超えるといつでもよくなって『リフォーム計画』はなかなか進みません。
毎日の生活が単調になり、新しいことに取り組む意欲がなくなってしまうのです。
リフォームは大仕事です。体力と気力がないと成功しません。65歳以上のリフォーム計画は大変です。
生活にはりがなくなって『リフォーム』に対しても消極的に

定年前に『リフォーム』計画を考えていないと惰性で老後の生活をしてしまう可能性が高くなります。仕事をやめてしまうと何事においても積極的に考えることが出来ないようになります。
老後の生活にも、心配やお金を使うことに消極的になり、リフォーム計画に取り組むことが出来なくなります。
元気な現役時代に、老後のライフデザインをしておきましょう。
リフォーム後の生活を楽しむ時間が少ない

リフォームは人生を楽しむ為のものです。
人生にとって50代~60代は大切な時期です。人生の一番大切な時期の時間を、より充実したものするには、リフォームは必須です。
少しもったいないくらいでも、思い切ってやったリフォームは、価値あるものになります。
リフォームは高年齢では大変

リフォームは計画をたて、打ち合わせ 工事中は仮住まいなど
とても大変なものです。気力体力が必要となります。
いい加減な気持ちで取り組むと、後悔が残る為、『リフォーム工事』に真摯に向き合う必要があります。
70代では少し遅くなります。
定年を期に住まいを見直そう

定年前のリフォーム・定年後リフォームどちらもメリット・デメリットがあります。
『人生を見直すにはまたとない機会です』
必ずリフォーム計画もあわせて考えてみて下さい。