今回はこんな疑問にお答えします。
・定年時のリフォーム計画で注意する点
・定年時のリフォームで見直しするポイント
こんにちはリフォーム三四郎です。
リフォームの専門の一級建築士として18年のキャリアがあります。
お引渡し物件は400軒以上30億以上です。

リフォームにを通じて一人でも多くの方が成功を掴んでもらえたらと思い、リフォーム情報発信中です。
今回は、定年を期にリフォームを検討されるご夫婦が、是非見直して欲しいこと5選をお伝えします。『定年リフォーム』は人生を見直すいい機会となります。失敗しない計画をお願いします。
・定年を期にリフォーム工事をしようかと思うけどイメージがわかないご夫婦
・定年時のリフォーム工事で検討すべきことがわからない方
・水廻りはリフォームしたいけど具体的間取りはこれから考えたいご家族

今回は定年時のリフォームで、必ずを見直して欲しいことをお伝え致します。
60歳から変わる生活スタイル

定年前後に、家も築30年くらいになり、大きなリフォーム計画を進めるご家族がかなりあります。30代に建てた家は家族4人子供との生活を中心に考えれており、これから夫婦二人で生活していくには、理想的な間取りには、なっていません。
今後の生活を考えて、大きく家を見直す機会はこの時が最後になる為、後悔しない計画が必要です。
バリアフリー化
間取りを考える上で大切なポイントに、バリアフリーがあります。家のなかのささいな段差でつまづき転倒、歩行困難になる老人は、あとを絶たない状況です。引き戸の採用や80歳以上になった時にも暮らしやすい計画にすることが大切です。
平屋で暮らす生活スタイル
寝室が2階にある世帯は、1階に寝室を移動することも検討事項の一つです。定年後は断捨離を進めてコンパクトな生活に、徐々に移行する計画として下さい。2階は大きなウォークインクローゼットと仮定して、時々帰ってくる子供たちの寝室にも活用して下さい。
趣味やライフワークしやすい環境
60歳以降は家での時間が、自然と増えていきます。リビング廻りに書斎空間を造ったり、趣味を楽しみやすい環境にすることも大切です。家での時間を充実したものにする必要があります。子供部屋を完全にオフィス化して、家で仕事を始めることもお薦めです。

60歳からの生活を考えて『リフォームプラン』で見直すポイントをお伝えします。
定年前後のリフォーム計画で仏壇どうしますか?
大型リフォームを計画する場合、間取り変更を検討することがほとんどです。
そんな時に仏壇をどうするか?
リフォーム計画を進める上で大きなポイントとなります。現代仏壇を皆さんご存じでしょうか?
日本人にとって、家から仏壇をなくすことはありえない選択肢です。大型リフォーム工事後も仏壇は必要不可欠ですが、今の仏壇を必ずそのままにしない選択もあります。
もしリフォームを期に、仏壇を現代仏壇に変えることが出来たら間取り変更の可能性は、10倍以上になります。
現代仏壇の外観は、クオリティーの高い置き家具になっており、リビングのどこかに置く形となります。
仏壇を置く為の和室が、本当に必要でしょうか?
田舎でも親戚や近所の方を和室で招くことは、少なくなっているからです。
近隣でまだ現代仏壇の導入がないようでしたら、あなたがパイオニアになって下さい。
仏壇も普段入らない和室に置くより、家族全員がいるLDKに置いて欲しいはずです。
その上で現在の和室を間取り変更して、リビングや個室などにできれば、かなり自由にプランニング出来ます。もともと仏壇がおいてある部屋は、いい環境であることがほとんどです。
四半世紀に一回の大きな工事の為、必ず仏壇について家族間で話し合ってください。
・仏壇を見直して住居スペースを充実させよう
使わないピアノを定年時のリフォームで見直そう

『そのピアノどれくらい弾いていますか?』
子育て期間は活躍したピアノもここ十年は誰も弾いていないかな?そんなお宅も少なくありません。
もしピアノの場所を検討しなくてもよければ、収納空間を増やせたり、壁面にテレビや書斎コーナーを造ったり、いろいろな選択肢ができます。
ときどき来るお孫さんの練習用の為くらいでしたら、ピアノ下取りも検討してください。
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ピアノはLDKに置くことが多い為、そんなに多くない壁面を180センチは使う為
設計の大きな制約条件となります。
ピアノが十年近く使っていないようでしたら、必ずピアノを売り払う検討をしてみて下さい。リフォームの可能性がひろがります。
テレビ・ネット環境の見直しも必要

『大型リフォーム』はインフラを見直すとてもいい機会です。
いまご自宅のテレビはどのような形態でしょうか?今も昔ながらのアンテナで電波を受信している状態かもしれません。
もし二十年以上使用しているアンテナを、今後も利用する計画になっているならば、この機会に見直して下さい。
外壁工事を予定して足場を建てるなら、足場が必要工事は、この際にすべて検討すべきです。
またネット環境も同時に検討が必要です。現在無線ルーターがリビングの一角におかれており、配線がごちゃごちゃしているなら、今回のリフォームが『改善の最大のチャンス』です。
リビング廻りの収納の上部に設置したり、作り付け家具の中に設置したり、計画するとすっきりとしたリビング空間が出来ます。
病気の治療も根治治療すべきですが、普段の生活の延長ではなかなか治せない問題もあります。
このリフォームで、すっきりした配線計画をして下さい
定年リフォーム『2階のリフォーム』は無駄

もしあなたがご夫婦二人で暮らすためのリフォームの最適解を求めるならば、
2階は工事しない検討をしてみてください。
2人の生活ならばほとんどの時間を、1階で過ごせる計画に出来るはずです。2階は大きな納戸や趣味部屋に考えてもらえれば可能なはずです。このようなコンセプトでリフォームした場合、将来息子さんや娘夫婦が、2階で暮らす二世帯リフォームにすることも容易に可能です。
2階の工事はしないと、無駄なクロス張替・床の重ね貼りは必要ありません。
1/10も過ごさない空間に数百万円も掛ける必要はありません。予算に限りがあります。全体コスト削減に、是非検討してみて下さい。
メンテ計画していますか?退職金は有効活用しよう

『定年リフォーム』は人生最後の大きな買い物になる可能性がとても高いものです。
しかしその後、家にかかる費用が0になるわけではありません。工事の内容によって様々ですが、必ずメンテナンス工事が発生します。今後のメンテナンス計画を、簡単でいいので考えておいて下さい。
リフォームは大きな出費になる為、将来のリスク管理がとても大切です。場合によっては今回のリフォーム計画を、見直す必要があるかもしれません。
例えは今後のことも考えて、樋は塗装でなく交換するなどです。
将来的なメンテ費用を検討した上で最終工事内容の決定をしてください。
引っ越し住み替えも検討すべき

今のお住まいの住宅の立地環境や築年数などによっては、『住み替え』も選択肢に入ってきます。ここで大金をかけてリフォームしてから転居は、かなり無駄なお金が発生します。
実家に戻りリフォームされる方も、かなりいます。将来のセカンドライフ計画を早めにしておいて下さい。
定年前後のリフォームプランを造ってみる

今回は、定年前後のリフォーム計画で、見逃しがちな『検討事項』を挙げてみました。
工事業者は、お客様のご希望を基に提案を作成します。
和室をつぶして仏間を無くしたり、2階の工事をなくしたりなどは、お客様のご希望なければ提案されません。
定年を期に検討するリフォーム工事は、大きく間取り変更することが出来る大きなチャンスです。
前提条件が、本当の最適解であるかを見直してください。検討の上で決めたことなら、問題ありません。
しかし、なんの検討もなしに工事をした後にやっぱりこうした方が良かったと思ってもあとの祭りです。この5項目に限らずあらゆる可能性を考えてみて下さい。
リフォーム後の生活に、大きな可能性が生まれます。

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