定年リフォーム

『定年リフォーム』予算の決め方はどうするのがいいでしょうか?

定年リフォーム予算

リフォームの予算は、どうやって決めればいいの?

今回はリフォーム予算の決め方、ポイントを7つお伝えいたします。

こんにちは、リフォーム三四郎です。

リフォーム三四郎はリフォーム専門の一級建築士として、18年のキャリアがあります。

リフォームお引き渡し物件は、400件以上、工事金額は30億円以上。

リフォーム提案設計のプロ中のプロです。

三四郎は、リフォームを通じて一人でも多くの方に、幸せになって貰えればと思いリフォーム情報発信中です。

定年リフォーム工事中
三四郎
三四郎
リフォームの予算の決め方は、難しいものです。本当にあっていたかどうかは十年後に決まります!
初太郎
初太郎
リフォームにいくらかけていいのか?正解がないし、なかなか決めれません。どうやって決めればいいのか教えてください。

耐震性のアップ

ご自身の家の、耐震評点をご存じでしょうか?

耐震性は建築時期により、大きく3つにわかれます。

・昭和56年以前に建てられた建物(旧耐震基準)

・昭和56年以降~

・現行法基準建物建物(2000年基準)

・まず旧耐震基準の建物ですが、基礎に鉄筋が入っていないケースがほとんどで、耐震補強に大きな費用が発生します。

耐震補強リフォームをして、安心できるお住まいにすることを最優先に、計画を進めて下さい。

工事予算がオーバーしそうな時は、一階のみの耐震補強計画にして、費用をおさえることも選択肢の一つです。

耐震補強の補助金を自治体からもらうことで、費用負担を軽減することも可能です

耐震工事の計画は、工事全体の費用に大きく影響します。しっかり検討して下さい。

次に昭和56年以降に建てられた新耐震基準の建物です。

基礎が鉄筋コンクリートになっており、建物の耐震性に個別差が大きく出ます。

複数社にて耐震診断を実施して、必ず耐震補強の検討を工事に組み込んで下さい。

お客様によっては、新耐震基準の建物の耐震性を、過大に評価している方がいます。

客観的な耐震診断の結果をもとに、リフォーム計画を実施して下さい。

最後に現行法基準(200年基準建物)です。

現在の法律で建てた築浅物件リフォームでも、間取り変更で耐力壁を移動する場合などは、必ず耐震診断と補強計画をして工事に組み込んで下さい。

耐震補強工事は、リフォームする時にしか実施できません。

後悔しないように、必ず耐震補強の検討をして下さい。

三四郎
三四郎
耐震性の担保されないリフォーム工事は、絶対しないでください。少なくとも、今お住まいの家の耐震評点は確認の上、計画を実施してください。
初太郎
初太郎
確かに、耐震性を知らないで大金をかけてリフォームするのは危険ですね。

増築が必要かどうか?

増築が必要かどうかによって、リフォーム予算は大きく変わります。

増築の検討をする時に、お客様は必要以上に、増築を希望しがちです

大幅に家族人数が増える場合以外は、増築なしで計画できないか、増築を少なくして計画できないか一度検討して下さい。

増築すると、既存の室内環境が悪くなり、費用対効果のひくいリフォームになることがおおくあります。

増築すると、今後の維持管理や掃除の面積も広くなるなど、デメリットもあります。

工事予算オーバーの時は、増築面積の再検討をお勧めします。

その増築は本当に必要でしょうか?

三四郎
三四郎
  リフォームの時に不思議と必要のない増築を希望されるお客様が一定数います。増築工事は費用がかかる為、増築なしで計画が可能か?一度見直しをして下さい。
初太郎
初太郎
増築したい。増築しないと希望の間取りが実現できないと思っていましたが、専門家にもう一度、違う方法がないか相談してみます。

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外部工事はどれくらい必要か?、

リフォーム計画において建物によって差が大きく発生するのが、外部工事です。

・外壁塗装工事
・屋根塗装葺き替え漆喰補修などの屋根工事
・樋工事
・防水工事

同時に工事されるのが、一番おおいのが外壁塗装です。

外壁塗装は基本的に全体リフォームと一緒に、計画することをお勧めします。

但し、5年以内に外壁塗装実施済であったり、窓の再施工計画がない場合などは、外壁工事が発生しない為、費用をおさえることが出来ます。

しかし、間取り変更した時に、窓の位置を変えないことを前提として計画を進めると、プランできる範囲がとてもせまくなってしまいます。

窓の再施工は初期計画に入れておいて下さい。間取り変更は、今後20年以上出来ません。優先順位を高く計画して下さい。

次に屋根塗装・屋根葺き替え・漆喰補修などの屋根工事です。

一般的にスレート屋根でしたら、15年に一度は塗装をして下さい。

又30年目に葺き替え若しくはカバー工法にて、現在の屋根の上から重ねて屋根を施工する工事が必要です。

樋の交換も30年くらいが目安となります。

外壁塗装で足場工事がある時は、必ず樋や屋根のメンテナンス工事を同時に検討して下さい。

一番判断が迷うのが、瓦の葺き替えが必要かの判断です。

瓦は長寿命の為、葺き替えを絶対しないといけないケースはそんなにありません。

ずれがひどく、葺き替えが間違いなく必要なら迷わなくてもいいでが、予算によっては時期をずらす検討も、瓦の葺き替えは可能です。

外壁塗装は15年に一度は予定されるので、次回以降の検討にしてもいいかもしれません。

ただしこの機会に、漆喰補修は必ずしておいて下さい。

漆喰の補修だけで足場を組むのは、無駄な工事です。

三四郎
三四郎
外部のリフォームにどれくらい費用がかかるかは、家によって大きな差がでます。適切な費用を数社の見積もりから判断してください。
初太郎
初太郎
うちは屋根の瓦が葺き替えがどうしても必要な状態なので、外部にかなり費用がかかりそうです。

施工範囲はどうするか?

工事費用に大きく影響がでるのが施工範囲です。

当初予定していなかった箇所も、耐震補強で工事が必要になってくることもあります。

予算を大幅に削減したい場合は、使用頻度のひくい場所の工事をやめることを検討して下さい。

普段使わなくてもいい部屋などは、無駄に工事しなくてもいいでしょう。

リフォームのいいところは、予算をある程度コントロール出来るところです。

お金をかけるところと、かけないところのバランスが大切です。

三四郎
三四郎
予算がないのに必要以上に全体をリフォームしてはいけません。使用頻度の低い部屋などの工事をやめれば、大幅にリフォーム費用が削減できます。
初太郎
初太郎
打ち合わせしていくと予算が10%ほどオーバーしてしまったので、2階の使用頻度の少ない部屋は工事をやめます!

比較しよう新築したらいくらか?

新築かリフォームかどちらがいいのか判断するとき、新築した時いくらかかるのか?

知っておくことは大切です。

経験的に新築時の工事費の、半分から2/3程度かけると満足度の高いリフォームがでできます。

もちろん安くおさまっている分には問題ありません。

しかし、建物の状態を考えずに、無理やり新築コストの1/2以下に予算を抑えようとすると、中途半端な工事になり、失敗してしまうこともありますので注意して下さい。

新築した場合には、坪単価で計算される本体工事の他に、解体工事・地盤補強工事・確認申請費用等の諸費用・照明・カーテン・エアコン・家電・家具・外構工事など、別途かかる費用も計算して比べて下さい。

三四郎
三四郎
特に根拠なくリフォームの場合は、新築の1/2程度の予算にしたいと考える方がいますが、工事費は家の状態によって大きく差がでます。
初太郎
初太郎
新築の予算を確認して、リフォームで費用をかけすぎないように注意します。

リフォーム予算の中に床暖房など設備はいれるのか?

こだわりの設備も、予算に大きく影響します。

特に採用検討がたかい設備が、床暖房です。

リフォームするにあたり希望工事の優先事項をどれくらい上位にするかは、お客様次第の為、絶対はありませんが、せっかくの機会ですので、できるだけ採用をお勧めします。

床暖房などは、長い目で見れば工事金額はそんなに高いものではありません。

新築かリフォームか迷ってリフォームを採用した方には、新築では無理だった設備を入れることによって満足度を上げることができます。

三四郎
三四郎
建て替えるのをあきらめた代わりに、すこし贅沢な設備をいれることはとてもおすすめです!
初太郎
初太郎
僕の家は、奥さんこだわりの、すこし高価なキッチンを採用しました。とても満足です。

照明カーテンエアコン外構 家本体工事以外にいくらかかるのか?

工事予算には、照明・カーテン・エアコン・外構工事など本体工事以外に大きな予算が必要となります。

必ず全体予算を把握してから、工事をして下さい。

特に外構工事などは、家によって大きくかかる金額に差があります。

全体予算の早期把握は、計画を進めるにあたってとても大切です。

三四郎
三四郎
トータル予算をしっかり把握して、計画を進めることが大切です。必ず早期にリフォームに関わる総予算を把握して下さい。
初太郎
初太郎
リフォームすると家電や家具も新しくしたくなりますよね。無理に工事費にお金をかけて、その他のものを全く新しく買えなかったら残念です。そうならないように、注意します。

まとめ

今回はリフォーム予算に大きく影響がでる、7つの項目をお伝えしました。

このような項目からリフォーム予算のかけ方を、複合的に判断する必要があります。

計画をすすめる時に、この7つの項目で不明な所がないか必ず見直して下さい。

最初にこの項目を知って計画を進めていけば、リフォームの成功確率は圧倒的に高くなります。

三四郎
三四郎
最初に計画の進め方のポイントを知っておけば、予算のかけ方の増減で間違えません。予算オーバーした時は、必ずこの7項目を見直して下さい。
初太郎
初太郎
リフォームでは、お金のかけかたがいろいろ選べる為、本当にいい選択なのか自身が持てませんでした。考え方の指標があると助かります。

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リフォーム三四郎
リフォーム三四郎はリフォーム専門の一級建築士として、大型リフォーム400軒以上の提案設計『18年のキャリア』があります。リフォームを通じて一人でも多くの方が幸せになればとブログ始めました。『二世帯リフォーム』『定年リフォーム』お役立ち情報を発信中!