今回は、こんな疑問にお答えします。
・二世帯リフォームをするお薦め時期
・二世帯リフォーム計画の正しい進め方
・後悔しない二世帯リフォームの始め方
こんにちはリフォーム三四郎です。
日頃からお薦めしている二世帯リフォームですが、いつ始めるのがいいの？
と思う方も多いはずです。そんな皆様に、お薦め時期３選をお伝えします。
リフォーム三四郎は、リフォーム提案設計専門の一級建築士を生業に１８年、自身も二世帯リフォーム住宅に住んでいます。
二世帯リフォームをなかなか踏み切れない、タイミングがあわない方は、この記事を参考に計画を進めてみて下さい。
リフォームの相談は子世帯から
二世帯リフォームのきっかけは、最近かなりのケースで子供からの相談から始まっています。
最近の親世帯は、いやがる子世帯と無理やり一緒に住みたいとは、考えません。
しかし、子世帯から二世帯リフォームを相談されれば、うれしいものです。
実際、二世帯リフォームをした場合にメリットを受けるのは、ほとんどが子世帯です。
二世帯リフォームは、必ず、子世帯から親世帯に相談をして下さい。
子世帯のメリット
子育てのしやすさ
土地代ただ
共働きしやすさ
タイミングを逃さない為、早め早めに相談をしておくことが大切です。
妊娠中・産休中のリフォーム計画
一番のお勧めは、ダントツで奥様の産休中の時期です。
最近は、妊娠中に実家を二世帯リフォームされるケースが大変増えています。
初めての妊娠でそれどころじゃない、なかなか計画を進めれないことも多いかと思いますが、ここが最大のビックチャンスです。
妊娠によって、今後のライフプランをはっきり決めなくてはいけません。
親の協力を得ながら、仕事を続けることが出来たら…
ご夫婦の世帯収入は大きく変わります。
初めての出産でご不安なこともありますが、逆に新しい生活に対して積極的に対応していくことは大切です。
子供が生まれてしまうと外出やリフォームの計画、打ち合わせがしにくくなってしまう為、
妊娠する前から徐々に計画を進めていくことが大切です。
業者との打ち合わせなどはまだいいですが、ご主人の実家をリフォームするか？奥様の実家をリフォームするか？は事前に決めておく方がいいでしょう。
又親御さんの許可も取っておけば、あとは実際の業者選定や打ち合わせのみとなりますので計画はより円滑に進みます。
もし可能でしたら結婚後早期に、二世帯リフォームの下準備をお勧めします。
ただ、もう妊娠中でも安心して下さい。
妊娠5カ月以降の安定期に入ってからの計画を決められるお客様もよくいらっしゃいます。
産休・出産予定日・育休の日程がはっきり決まっている為、スケジュールが組みやすく育休中に、リフォーム工事完成に向けて家族全員で協力体制が取れる為、出産の数カ月前からでも計画は十分可能です。
逆にこの時期に、打ち合わせを進めるケースがほとんどです。
子供が小学校入学前のリフォーム計画
一番おおいケースが、お子さんの小学校入学前の二世帯リフォーム計画です。
子供の育児に専念する為、一時奥様は退職、
子供が転校しないように小学校入学前に、家の計画を始める。
新築でも一番よくあるパターンです。
この場合のいいところは、落ち着いて計画を進めることが出来ることです。
幼稚園や保育園に通っている最中に徐々に計画を進め、後悔ないプランが出来ます。
ご実家の近くで住まいながら、行き来して共働きのサポートを既に受けているご家庭もあります。
以前は耐震性の不安などから、全体を建て直して二世帯住宅に新築するパターンが王道でした。
しかし年々、ご実家が2000年基準の現在の基準法で建てられた建物であったり、平成に建てたある程度耐震性のある住宅を、建て直すことはかなりもったいないと感じるケースが増えて、二世帯リフォームを選択することも2倍以上になって来ました。
更に、既に実家が、二世帯住宅になっていることもあります。
二世帯住宅を、住み継いでいく時代に突入しているのです。
2人目のお子さんも出産されながら、新築と天秤にかけながら計画される方もいます。
いろいろな選択肢がありますが、かなりの確率で２世帯リフォームの優位性があるはずです。
しかし実際には、二世帯リフォームを検討しないで新築したり、建売住宅やマンションを購入される方がほとんどです。
必ず大規模リフォームが得意とする業者と打ち合わせして、ご検討の1つに加えて下さい。
新築とリフォームは長期的に見ると市場規模が逆転する見込みがはっきりしていますが、今は移行期の為、まだまだ新築信仰が社会全体に強いことも事実です。
相談先が、新築リフォーム両方提案出来る場合、リフォームは、ろくな提案を受けることが出来ないで、強引に新築に誘導されることもあります。
時間的猶予は、比較的取りやすい時期の計画の為、様々な角度からご検討下さい。
定年前後 親の家をリフォーム
子育てを終えて子供世帯は独立、ご夫婦2人の生活となり、親世帯が高齢で介護や病院の送り迎えが必要に…
実家に戻らないといけない等、この時期に二世帯リフォームに踏み切るケースも定番のパターンです。
この場合は、今まで住んでいた家を子世帯に贈与して、子供世帯の居住費削減に親世帯が、協力することもよくあります。
親世帯がお一人のケースの場合などは、キッチントイレは分離しても、お風呂や玄関は共有するケースが増えてきます。
資金的にも定年後の生活も考えて計画が必要な為、費用対効果が高くなる計画が必要です。
将来、ご夫婦2人での生活になったことも見据えてリフォーム計画を進めることが大切なことも、この時期の二世帯リフォームの特徴です。
第二の人生を故郷で過ごすことにする、そんな選択肢もあります。
定年後は、サラリーマンの場合まったく新しい生活が始まります。
築年数が古い建物が多い為、耐震工事もご一緒に必ず検討してください。
まとめ
二世帯リフォームのお勧め時期を今回ご案内しましたが、各家庭の事情によって大きく違います。
大切なのは『家族の中で計画を進めたい』と全員が思う時期であることです。
一般的にこの時期を一度逃すと、五年は計画が進みません。
私自身は、長女が『小学校3年生・長男が１年生』の時に二世帯リフォーム工事をしました。
私自身が、小学校1年生の時に、両親が家を建ててくれた思い出が原体験となって建築の道を志し、建築士になった為。
子供にも同じような経験をしてもらえればと思い、長男が１年生の時に、二世帯リフォームを実施しました。
ただ経済的なことを考えると、早く二世帯リフォームの工事を計画することがおすすめです。
又孫と祖父祖母が自然と仲良く暮らすにも、早く決断することが一番です。
家を計画することは、人生でも最大級の大きな決断で、自分自身と家族が、どう生きるか表現するまたとない機会です。
いろいろな選択肢がある場合は、しっかり検討して後悔ない決断にすることも大切です。
『経済・家族・教育』 家の決断は今後のあなたの人生を、大きく変えます。
熟考の上、ベストなタイミングでご決断ください。
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