今回は、こんな疑問にお答えします。
・実家を二世帯住宅にリフォームする計画期間
・二世帯リフォーム工事期間
・工事内容によって変わる工期と仮住まい
こんにちは、リフォーム三四郎です。
リフォーム専門一級建築士として18年のキャリアがあります。お引渡し物件は、30億以上400件以上のリフォーム提案のプロです。
リフォームを通じて一人でも多くの方に成功して頂き、幸せな人生造りのお手伝いが出来ればと思い、リフォーム情報発信中です。
リフォーム三四郎のプロフィール|『リフォーム専門』一級建築士の仕事とは?
今回は、実家を二世帯住宅にリフォームしようかと検討しているけど、工事期間がどれくらいかかるのか不安。そんな方に参考となる、よくある二世帯リフォームの工期を記事にしました。
・実家をリフォームしようかと計画中の若夫婦
・二世帯リフォーム計画を迷っている方
・二世帯住宅にリフォームする時、仮住まいをどうすればいいか知りたいご家族
『二世帯リフォーム』計画期間はどれくらい?
二世帯リフォーム工事計画は、意外と時間がかかります。
リフォームはいつでも出来ると思いがちなので、工事完成から逆算して予定することが必要です。
工事規模によりますが、完成1年前くらいから行動を開始して下さい。
打ち合わせ業者選定期間
まずは、情報収集です。方法としては
・ネットでリフォーム業者紹介サイト登録
・○○市 リフォームで検索 上位10社確認
・親族友人からおすすめ業者紹介うける
最初の選定がとても大切です。期間として1カ月を予定して下さい。
各調査方法として大切な所は、
ネットでリフォーム業者紹介サイト登録
プライバシーを守りながら安心してリフォーム業者を探すなら。
まずは、ネットでリフォーム業者紹介サイトに登録するところから始めます。
紹介サイトなら
・直接リフォーム業者から急な訪問や電話などがない
・資料や情報を得てから、興味のある会社のみ直接打ち合わせ開始できる
・サイトが優良会社のみ紹介
安心して工事業者を選べるお手軽な方法です。
紹介サイト『タウンライフリフォーム』なら厳しい基準で選ばれた業者に『プラン・見積もり』が簡単に依頼可能な為、リフォーム初心者はこちらから始めてみましょう。
○○市 リフォームで検索
検索順位はグ-グルの選定がかかる為、地域で実績のある会社が見つかります。
・10社のリフォーム会社のなかで二世帯リフォーム実績のある会社を選ぶ
・資料請求してカタログやイベント案内を入手
・直接電話や訪問をうけることもある為注意
ネットで興味がある業者が見つかったら、資料請求してみましょう。
急な営業を受けたくない場合は、その旨を資料請求時に記入しておいて下さい。
但し、リフォームの成功には
・いいリフォーム会社選び+いい担当者が必須項目です
リフォーム会社のなかでエース担当について貰うにはコツがあります。資料請求時により具体的に要望を伝えることです。
また工事の予定が具体的であることを伝えることも大切です。
資料請求のアンケートには自己開示して出来るだけく詳しく、リフォーム工事内容と希望を記入してください。
親族友人からおすすめ業者の紹介をうける
親族友人からの『口コミ情報』は、今でも大切です。
信頼できる会社と担当者が、セットでついてくる可能性が高くなります。
・紹介者の家をみて本当にいいか確認
・友人に断る可能性も伝えてから紹介をうける
紹介を受けるには、責任も感じて少しハードルが上がりますが、失敗しない工事計画に直結します。
親族や友人からは、表面的な情報だけでなく、失敗したところなどインサイドの話も聞くことが出来るからです。
リフォーム業者3社と打ち合わせ期間
お気に入りのリフォーム業者が、見つかったら。
①3社選ぶ
②同時に打ち合わせ開始
③リフォーム業者と契約
業者と打ち合わせ期間は、2カ月~3カ月に設定して下さい。
複数業者との打ち合わせは、長すぎても短すぎても駄目です。しっかりした検討が出来ません。
業者選びには競合が必須ですが必ず3社にして下さい
リフォーム会社の競合は『3社』が、一番バランスのいい選択です。
・3社以上と打ち合わせはほぼ無理(内容が薄くなってしまう)
・2社では理想の会社と担当に会えないかも
・1回打ち合わせして、いまいちなら1社断り業者追加
打ち合わせは同時に進行
業者選びする時は、必ず同じペースで進めて下さい。
3社の違いを徐々に知りながら、打ち合わせえを進めることが大切です。
・必ず打ち合わせは同時進行
・ゴールの契約月を3社に伝える
リフォーム業者と『契約は2カ月半後』を目安に設定
『ゴール設定』を事前にしないと目標がなく、だらだらと無駄な時間が過ぎていきます。
契約日の『目標日程』を決めることによって、充実した打ち合わせが可能となります。
多少のずれはあっても、最初にも目安がなくては、打ち合わせが進行しません。
・見積もり提出してもらうまで2カ月かけて打ち合わせ
・見積もり提出後2週間で家族間で話し合い最終決定
・契約する可能性が高い会社には変更見積もりを依頼
業者サイドから見ると、打ち合わせは後出しの方が優位になりやすい為、戦略的に打ち合わせを遅らせる会社もあります。
但しお客様が明確なゴールを設定していれば、希望のスケジュールにあわせて提案を作成しますので、必ず希望日程を伝えて下さい。
リフォーム工事の『契約から着工』までの期間
リフォーム工事の契約は、スタートでゴールではありません。
富士山の5合目と同じで、ここから本当の登山(リフォーム工事)が始まると思って下さい。
契約から着工までは、約3カ月必要です。
工事内容詳細打ち合わせ
リフォーム工事の満足度を高くするには、契約後の打ち合わせが一番大切です。
約1カ月半は必要です。
決めていくのは、
最初に最終間取りを決定
契約しても、まだ間取りの変更は可能です。
工事は一度してしまうとやり直しがきかない為、ここでの再検討は大切です。
思考停止にならないで、プランニングの完成度を高めて下さい。
・最終的に選ばなかった会社のいいところも部分的に採用も検討
・契約後改善点がみえてくる
・プランを固めないと打ち合わせが先に進まない為、変更するのは早めに
床の色とインテリアのイメージを決める
次に内装の共有化を図ります。床の色を決めてそこから全体イメージ決定します。
・最初に床の色と材種を決めるとまとまりやすい
・インスタグラムやピンタレストを使ってイメージ共有化
・場合によっては完成イメージパースなど作成してもらい確認
採用設備を決定『キッチン・ユニットバス・トイレ・洗面化粧台』
大きくイメージが共有化できたら『設備選び』です。
・必ずショールームに行って詳細確認
・各メーカーの特徴を学ぶ
本物をみないと設備のよしあしは解りません。
意匠的な面と機能的な面、両方から確認して最終決定して下さい。
設備は費用も大きく変わる可能性があります。
理想とコストのバランスが、丁度よくなるよう注意して下さい。
SRでは『最新の高い設備』に誘導されがちです。
建具や内装材・収納の仕様・外部の仕上げを決定
大枠が決まれば、詳細内容が自然と決まってきます。
・窓は外部の光と風の取り入れ方を十分検討
・収納は出来るだけおおく検討(特にリビング廻り)
・外部工事内容はメンテナンスと連動して検討
リフォームの工事は、必ず『費用対効果』を重要視しなくてはいけません。
リフォームの『賞味期限』が長くなるように考えてください。
工事3年後に、外壁塗装が発生するリフォーム計画は失敗です。
家具・インテリア・照明・カーテン・電気配線・エアコン計画
最後の仕上げによって、リフォームの完成度は大きく変わります。
・家具選定は必ずトータルコーディネート
・5年以上使用しているエアコンは交換を推奨
・窓をどのように見せるかによって変わる内部空間
コンセントや電気配線計画は、失敗すると毎日の生活に直結する為、不満が増幅します。
迷った場所には、多めにコンセント照明を設置することも必要です。
仮住まい先を検討【着工準備期間】
工事内容がほぼ決まったら、変更見積もりを業者からもらい、着工前の金額と工事内容を最終確認して下さい。
ここでいい加減に進めると、思いがけないほどの追加請求があることも・・・
設備などは発注してしまうと返品は不可能です。
現時点での金額を必ず認識した上で工事の着工をして下さい。
その後は、いよいよ着工準備です。
・仮住まい先を探す
・リフォーム後に捨てるものを選定して処分
仮住まいが必要かの判断
仮住まいが必要かは、最終工事内容が決まってから決めます。
仮住まいをしない場合は、工事中の音の問題や工期が長くなる等、デメリットもあります。
又養生やクロスなど同じ工事業者が複数回現場に来る必要がある為、工事業者によっては、工事金額が上がることもあります。
業者さんに確認し、計画を進めましょう。
仮住まい選びは『着工2カ月前』から
二世帯リフォームを計画する場合、間取り変更が大きな工事は、必ず仮住まいが必要となります。
親世帯の空間が、大きな間取り変更なく計画できる時は、親世帯は住みながら工事することも、半分くらいあります。
契約時に、仮住まいが必要かどうかは、必ず確認しておいて下さい。
仮住まいは、短期間の賃貸契約の為、早くから物件を探しても見つかりません。
工事着工の『2カ月前』から探してください。
・近所の空き家など地元の強みを生かして探す
・荷物の仮置き場としても利用したい為広さ重視で探す
・工事業者に探してもらう
工事期間は『リフォーム内容』によって変わる
検討をはじめてから、約半年で工事がついに着工します。
工事期間は、最終的な工事内容によって変わりますが、目安として
・工事金額1千万で・・・工期2カ月半(約75日)
・工事金額2千万で・・・工期4カ月(約120日)
・工事金額3千万で・・・工期5カ月(約150日)
となります。
又1階と2階の工事をわけて工事すると、2週間ほど工期が延びます。
工事内容や金額が不明な場合は
・増築なしで3カ月~4カ月予定しておけば大丈夫
・増築があるときは+2週間
・工区分けがあるときは+2週間
予定お願いします。
工期は工事中に変更するリスクもあります
隠ぺい部分の瑕疵を発見した時に工期延長
工事が始まると、リフォーム工事予定箇所を解体していきます。
そうすると今まで確認できなかった隠ぺい部からの瑕疵が、発見される可能性があります。
築年数30年以内なら、そのリスクもひくいと言えますが
・お風呂がタイルの現作浴室だった場合
・雨漏りが以前あった場合
・床下に防湿コンクリートが打ってない時
こんなケースは、隠ぺい部分に瑕疵がある可能性が高くなります。
解体が終わったら、必ず現場に行って構造体の木材が腐食していないか?白蟻の被害がないか?確認して下さい。
もし被害があって追加工事が発生した場合、少し工期が長くなる可能性があります。
天候の影響で工期延長
台風が続けて発生したり、梅雨で雨が長く続いたりすると工期が延長するリスクがあります。
ある程度は悪天候も織り込み済みで契約工期は決められていますが、工事の中間時に予定どうりに引き渡し可能か確認してください。
納期変更で工期延長
新型コロナウイルスなどの影響から、給湯器などの納期が遅れたりすることがあります。
早めに頼んでおけば無理なく納入できることもある為、設備の納入は大丈夫か?工事の担当者には時々確認して下さい。
事前に工期の延長も計画しておく
リフォーム工事には不確定要素がある為、新築の工事より工期の変動リスクがあります。
・年内に引っ越してお正月を新居でむかえたい
・お盆を新居で希望
・新学期を必ずリフォーム完成した家で
など、入居時期に条件があるときは、余裕をもった全体計画をお願いします。
新年度や年末は、引っ越し業者も多忙となる為、倍近くの費用になることもあります。
引き渡し後の『引っ越しと生活準備期間』
工事が終わると、引っ越しと新生活への準備が始まります。
新生活には
・新居に合わせた家具
・カーテン照明やエアコン家電
・外構工事
などがの購入が終わった上に
・食器やインテリア
新生活にはいろいろ準備が必要です。
とても楽しみな作業ですが、あまり急ぎすぎると負担になってしまいます。
工事中から予定するところと、入居後ゆっくり創りあげていくところを『使い分けて』新生活をエンジョイして下さい。
まずは資料請求から始めよう
リフォーム工事には、長い準備期間と工事期間がかかります。
新築と比べるとリフォームの方が、工期がかかることも珍しくありません。
まだまだ余裕があると思っていても、時間はすぐにたっていきます。
いざ計画を初めてみると思うようにすすまないことも・・・
早めに行動を開始して無理のないリフォーム計画を初めてください。
・意外とかかる工事計画
・事前打ち合わせは、親世帯の意見の調整が必要な為長引く
・工事前後の引っ越しや完成後の生活がおちつくにも時間が必要
・リフォーム会社紹介サイトから徐々に計画を進めよう
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