二世帯リフォーム

『二世帯リフォーム』どんな場合できるの?進め方教えます!

二世帯住宅リフォーム計画

初太郎
初太郎
実家をリフォームして二世帯住宅にしたいけど…うちも検討できるのかな?

三四郎
三四郎
もちろん可能です。特にリフォームしやすい実家の特徴をお伝えします。

今回は、こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

・二世帯住宅にリフォームしやすい実家の特徴

・奥様の実家を二世帯リフォームするメリット

・増築や外階段で広がる二世帯リフォームの可能性

こんにちは、リフォーム三四郎です。

三四郎は、リフォーム専門一級建築士として、18年のキャリアがあります。

お引渡し物件は400件、工事金額は30億円以上の実績。

そんな私は、リフォームを通じて一人でも多くの方に幸せになって頂ければと、

リフォーム情報発信中です。

今回は、二世帯リフォームの可能性や、存在を皆さんに知って頂きたく記事にしました。

こんな場合は、二世帯リフォーム検討して欲しい!

そんなケース5選を、お伝え致します。

こんな方は必見です。

・実家の近くでアパートを借りて住もうとしている若夫婦。

・実家の横に脇屋を建てようとしている若夫婦。

・建売住宅購入を検討しているご家族。

・実家のリフォームは難しいと、周囲から言われているご家族。

二世帯住宅

三四郎
三四郎
二世帯リフォームは家族の生活や教育、金銭的にもとてもメリットがある選択ですが、そもそも最初の選択肢に入っていないことが、ほとんどです。どんな場合検討できるのか?身の廻りの方にも是非伝えて下さい。

初太郎
初太郎
二世帯リフォームは、僕も可能なのかな?想像がなかなか出来ません。

実家が新耐震基準以上の建物である(昭和56年以降に建てられた住宅)

実家の外観

昭和56年以降(1981年)に建築された、新耐震基準の住宅は、基礎に鉄筋が入っており、リフォームしやすい住宅です。

一般的にぱっと見て、『建て替えるにはもったいないな』と見えるケースがほとんどです。

もしあなたが素人目で、建て替えるにはもったいないなと感じるなら

新耐震基準以上で、建築している可能性が高いとでしょう。

ご実家の築年数を、確認してみてください。

新耐震基準のポイントは

・1981年6月1日以降に『確認申請』提出

・震度6強~7程度の地震で倒壊崩壊しない(当時の基準の為,現在では不十分)

更に、最新の建築基準法は2000年基準(平成12年)と呼ばれています。

2000年以降に建てられた建物は、更にリフォームしやすい建物となっており。

既存利用できる部分も多く、工事費用をおさえてリフォームすることが出来ます。

近年は、2000年基準で建てられた建物も、築20年以上になり

家族構成が変わったのを期に、リフォームの依頼がかなり増えています。

2000年基準のポイントは

・現在最新の法律の耐震性

・地盤に応じて基礎を設計

・基礎と柱の接合部に金物取付

・耐力壁をバランスよく配置して頑丈な家

但し、家は個別に耐震性が違う為、必ず耐震診断と耐震設計を実施して下さい。

三四郎
三四郎
正確な耐震測定は必要ですが、普通の感覚で、壊すのはもったいないと感じるかどうかは、とても大切です。

初太郎
初太郎
うちの実家は築25年、確かに建て替えるにはもったいない家です。

お神楽増築できるかもしれない実家

二階増築二世帯住宅

お神楽増築(おかぐらぞうちく)という言葉をご存じでしょうか?

2階の床面積を増やす増築形態のことです。

ご実家が2階の面積が小さく、二世帯住宅にするのは無理と考えるのは早計です。

ご実家が、木造住宅であれば2階の面積を大幅に増やし、総2階にすることが可能です

1階と同じ面積に2階を増築すれば、プランの幅はかなりひろがります。

増築に費用はかかりますが、土地代0で今後の生活費は安くすむ。

お神楽増築を無視してはいけません。

かなりの方が、この方法を出来ないと思い選択されていません。

地盤がかなり悪く、沈下があるような物件にはおすすめできませんが、

検討の価値は十分あります。

おすすめ出来ない場合は

・基礎に鉄筋が入っていない(昭和56年以前の建物)

・地盤が弱い建物(必ず地盤調査が必要です。)

・施工能力のない工務店で工事する(必ずお神楽の実績を確認して下さい。)

三四郎
三四郎
技術力のある工務店が少なくなり、徐々に減りつつあるお神楽増築ですが、必ず検討の一つに加えて下さい。あなたの家のリフォームの可能性を倍増させるはずです。

初太郎
初太郎
うちも二階は一階の半分くらいの面積しかないから普通に二世帯なんて出来ないと思っていたけど、二世帯リフォームが可能なんですね!

床面積が50坪60坪程度ある又は、それくらいの大きさに増築できる。

実家増築工事中

50坪~60坪あると二世帯住宅に必要十分な床面積となります

ご実家の床面積を調べて下さい。

土地にゆとりがある場合は横増築、2階の面積が小さい場合はお神楽増築

お神楽増築と横増築

素人では思いつかないようなプランを、リフォームプランナーなら容易に作成可能です

二世帯住宅は、完全分離が基本ですが、場合によって玄関共有お風呂共有など一部共有して総面積を減らすことも可能です。

しかし、共有面積が多くなると、その為のストレスの方がデメリットとなります。

工事金額が高くなっても、希望の分離スタイルは、妥協しないでください

2~3百万円の工事費削減をして、工事全体が失敗になってしまっては、もともこもありません。

無理をして節約しても長続きしません、長期的視野に立ち計画して下さい。

特に、ご主人の実家をリフォームするケースの場合は、奥様の気持ちを最優先にして計画してください。

三四郎
三四郎
少し増築すれば二世帯住宅にリフォームできるケースが、ほとんどです。ご自身でプランニングは無理でも、プロが入れば容易に可能です。

初太郎
初太郎
たしかに、うちが二世帯住宅に出来るなんて考えもしませんでした。一度しっかり相談してみます。

ご主人だけでなく奥様の実家も必ず検討 メリットしかありません

奥様の実家を二世帯リフォーム

奥様の実家をリフォームすることも、必ずご検討ください。

奥様のご実家をリフォームする場合は、キッチンを共有化するケースも多く

リフォームの計画がしやすくなります。

嫁姑問題も発生する心配もなく、理想的な二世帯リフォームが可能です。

その場合は、ご主人様の個室となる、書斎スペースをプランするなどして、

家族全員の満足度をあげるように、工夫してみて下さい

親世帯は、息子より娘と暮らしたい家が増えています。

将来、嫁に面倒を見てもらうことに抵抗感があるからです。

現代では、ますおさんになるハードルも、社会全体として低くなっています。

三四郎
三四郎
年々、奥様の実家をリフォームして二世帯住宅化する打ち合わせが増えています。完全分離二世帯住宅に計画すれば、デメリットはかなり軽減できますが、嫁姑問題が、二世帯住宅では、最大のネックになることは、今後も変わらないでしょう。

初太郎
初太郎
僕も奥さんと、母親がもめるくらいなら、ますおさんになっても、全然問題ありません。

『完全分離二世帯』もリフォームでプランできる

完全分離二世帯住宅を希望するケースが、現代日本では多いかと思います。

リフォームの場合は、この選択肢を取れないと判断して、リフォームの可能性を

最初から考えないケースがほとんどです

可能性を自分で判断しないで下さい。

人生で使うお金を大幅に削減したり、世帯収入を大幅に増やすチャンスは、何回もありません。

そのチャンスはの内2回は、

・住宅購入の決断

・夫婦共働きの決断

となります。どちらも二世帯リフォームを選択することによって、解決できる内容です。

チャンスの神様は前髪しかない。と言いますが人生を変える決断の一つが住宅購入です。

今、新築を土地から計画しているご夫婦は、必ず2世帯リフォームの可能性を検討下さい。

増築経験の豊富なリフォーム会社に、複数提案を受けてから、新築住宅購入を決断しても遅くありません。

人生最大の買い物は、人生最大の決断です。

その可能性を広げることは、人生の可能性を広げることになります。

二世帯リフォームの主なメリットは

・子育てしやすい

・共働きしやすい

・親の高齢時の介護がしやすい

・生涯居住費大幅削減(1千万~3千万はあたりまえ)

三四郎
三四郎
二世帯リフォームが可能なことを知って頂くことが、三四郎の一番の願いです。

初太郎
初太郎
とにかく話だけは聞いてみます!もし自分の家で、二世帯リフォームが可能なら、理想的ですね。

まとめ

二世帯リフォームで蓄財可能に

日本はこれから、空き家大国になっていきます。

また、トレンドとして住宅の長寿命化が進むことが想定され

人口減少高齢化が進むなか、日本人の幸福な生活を築く解決策に、二世帯リフォームがあります

最終的にどのような選択肢をされるかは、個人の自由で強制化できるものではありません。

しかし、二世帯リフォームを選択肢のひとつに必ず加えてください。

人生を変える大きなチャンスになります。

日本人は、皆と同じことを必要以上にしてしまいます。

あたりまえのように、なにも考えずに新築住宅を購入する前に、実家を活用して人生の可能性を広げて下さい。

二世帯リフォームをすれば、相続問題も同時に解決できます。

兄弟ともしっかり話し合い、将来の不安を同時に解消して下さい。

解決策があるのに、二世帯リフォームが選択肢にも入っていない。これが、日本の現状です。しかし、あと5年~10年もすれば、二世帯リフォームも市民権が得られる社会が始まります。10年後、後悔しないように、マイホーム計画を進めて下さい。

初太郎
初太郎
勉強になりました。どうするかは家内と相談して決めますが、検討事項の一つに必ず加えてみます。

 

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リフォーム三四郎
リフォーム三四郎はリフォーム専門の一級建築士として、大型リフォーム400軒以上の提案設計『18年のキャリア』があります。リフォームを通じて一人でも多くの方が幸せになればとブログ始めました。『二世帯リフォーム』『定年リフォーム』お役立ち情報を発信中!