二世帯リフォーム

実家リフォーム説得するのに『親世帯から・子世帯から』それぞれのメリットデメリット

二世帯リフォーム説得
初太郎
初太郎
そろそろ親にリフォームの相談をしたいけど?どんなふうに進めればいいのかな?
三四郎
三四郎
リフォームを検討すると必ず反対意見が発生します。途中でリフォーム計画を挫折しない為に、計画の進め方のコツを知っておいて下さい。

今回は、こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

・実家リフォームの進め方のコツ

・親世帯からのリフォーム計画の特徴

・子世帯からのリフォーム計画の特徴

こんにちはリフォーム三四郎です。

本日は、二世帯リフォームを説得するには、親世帯から・子世帯からそれぞれのメリット デメリットについてお伝え致します。

二世帯リフォームは、親世帯からも子世帯からもメリットのある選択ですが、最初に言い出すのは、どちらの世帯からがいいのでしょうか?

そんな疑問にお答え致します。

この記事を投稿しているリフォーム三四郎は、リフォーム専門の一級建築士として18年。

リフォームの提案設計のプロ中のプロです。

リフォームを通じて、一人でも多くのかたに成功して貰えれば思い、情報発信始めました。

リフォーム可能な実家をお持ちの若夫婦さんは、是非参考にしていただき、ゆとりある人生設計を築いて下さい。

親から説得

二世帯検討親世帯

親世帯が、代々続く家を継いで欲しい。将来の介護の心配から、子世帯と同居しておきたい。

昔からの日本の家族のスタイルです。

最近は、息子世帯よりも、必要以上に気を使わなくていい、娘世帯との同居を望む声も、強くなっています。

昔は、長男は家を守って、家を継ぐことが普通でした。

しかし、今は親世帯も同居していないケースも多くなり、同居を望まない親世帯も増えています。

そんな二世帯住宅事情の中から、

親世帯から、二世帯リフォームを説得するメリットは

・将来の子孫繁栄、子世帯に家を継いでもらい、安泰。

・相続問題が、事前にクリアに出来る。

・年老いた時に、介護で子世帯のサポートを受けやすい。

などあります。

親から説得には、リフォーム計画を子世帯に、おしつけないことが大切です。

無理やり進めるとメリットがある提案でも拒絶反応がでて失敗します。

デメリットは、

・親世帯が、費用をある程度負担しないと無理。

・お嫁さんやお婿さんから反対される。(その親から反対されるケースも含む)

古くから代々続く家以外は、親から二世帯の説得するケースは、減ってきています。

二世帯リフォームは、親以上に子世帯にメリットがあります。

無理な説得をしても、無駄です。

少しずつ子世帯から、実家をリフォームする選択にする決断を引き出すようにして下さい。

親世帯からの説得の注意点

二世帯同居家族

息子世帯の場合は、必ずお嫁さんが反対することを想定しておいて下さい。

お嫁さんが、控えめな家は、親の前では、意見を言えないケースも多いため、無理な説得は、厳禁です。

お嫁さんにストレスが少ない、

・完全分離二世帯住宅リフォーム

・玄関のみ共有二世帯住宅リフォーム

が最低条件です。

敷地に余裕がある場合は、脇家を別棟に建てることでも、OKにしなくてはいけません。

脇家新築より、同じ棟になっていた方が、費用面や維持費で大きくメリットがありますので、可能ならばリフォームがベストですが、無理はいけません。

まず、実家に入ることが選択肢に入ることが重要です。

リフォームの間取りのプランも、あまり強く希望を言わないことがベストです。

特に、若夫婦の居住スペースやスタイルに、口出ししてはいけません。

無理そうなら、同居はやめたほうがいいと思って下さい。

負担が少ない完全分離二世帯住宅ですらNGな若奥様が、半数以上います。

たとえ経済的メリットがなくても、普通の一戸建てを建てるつもりでいる若奥様は、おおいはずです。

親からの説得は、なかなかうまくいきません。

上から目線で二世帯を可能にすることは、不可能です。

お金を出すからと言っての説得も、逆効果になることも多々あります。

二世帯リフォーム計画は、ソフトに進めて下さい。

少し時間がかかるかもしれませんが、急ぐのは禁物です。

もし、息子さんの他に、ご兄弟がいるようでしたら、長男だけに固執しないで下さい。

長男も、妹や次男が家を継ぐことになりそうになると、急に実家リフォームが魅力的に見えてきます。

冷静に考えれば、二世帯リフォームが、かなり恵まれた居住環境を得られることは明白です。

子世帯が、積極的に二世帯を検討するように、徐々に計画をすすめて下さい。

工事業者を親世帯が、決めることもNGです。

一緒に検討するか子世帯が決めた業者にて、工事するようにして下さい。

子世帯から説得

二世帯リフォームの相談

最近は、子世帯からの二世帯提案も増えています。

傾向としてやはり、奥さまの実家をリフォームするケースも増えています。

奥様の共働きにとって、ご実家の協力が必要不可欠なケースもおおいからです。

子世帯から説得のメリットは、

・親世帯は拒否しない為、計画が成功しやすい。

・若夫婦が、共働きしやすくなる。

・人生最大支出の居住費を大幅削減して、資産形成が大幅にしやすくなる。

・同居したい親を選べる。

などがあります。

一般的に、子世帯のメリットが大きい二世帯リフォームですが、

若夫婦の、住宅計画の選択肢に入らないことがほとんどです。

人生を大きく変えるメリットを、必ず享受して下さい。

デメリットは、

・同居する以外の親から、反対される。

・完全分離二世帯以外の意見が、親世帯からある。

デメリットの対応策は、確実に実施して解決して下さい。

同居する以外の親に対しては、段階

いきなり決定事項として伝えることのないように、十分配慮して下さい。

間取りに対しては、二世帯の分離形態は、必ず希望どうりになるように、しなくてはいけません。

気を使い無理して親世帯の希望に合わせても、長続きはしません。

毎日に生活につながるリフォーム形態は、妥協しないようにして下さい。

子世帯からの説得の注意点

最近の親世帯は、くるものは拒まずスタイルが、増えています。

積極的に同居を望むより、子世帯からの希望があれば協力したいタイプです。

このようなタイプの方が、注意したいのは、

・同居する家の、兄弟の同意です。

いいかげんに進めると、遺産相続で問題になり、後の火種を残すこととなります。

兄弟にとっても、親世帯と一緒に兄弟が住んでくれれば、安心になりメリットもあります。

お互いの感情を気遣いながら進めればWINWINになる計画となります。

近居スタイルは親世帯におおきな負担

娘さんが、実家の近くで家を建てて共働きを希望するパターンがあります。

このタイプは、一見自由そうで一番大変です。

毎日の移動時間に、親世帯・子供・孫世帯が大きな時間をとられて、かなり非効率な生活になります。

親世帯の母親に負担が集中することがおおく、孫を育てることが、生きがいになる側面もありますが、父親がほったらかしになってしまいがちです。

近居スタイルは、計画当初は誰も反対しない計画の為、すぐすすんでいきますが、実際の生活をしっかり検討して下さい。

将来の介護問題への安心

親の介護

二世帯リフォームをすることのメリットは、親世帯にとっては、将来の介護リスクが減ることです。実際は、デーサービスを活用したりして、必ずしも同居家族がいなくても大丈夫ですが、心理的安心感は格段にあります。

年をとると、病院の送り迎えや、買い物など、どうしても子供世帯に頼りたい場面も、必ずあります。

ただ二世帯住宅で同居の場合と、近居でも別の家から助けを求めるには、ハードルの高さが、かなり違います。

若夫婦が、親の面倒をみなくてはいけなくなる時期は、親世帯が80代になってから増えていきます。

同居当初は、親世帯も60代がほとんどで、まだまだ元気な家がおおいでしょう。

同居を早くからしていれば、孫世帯にも家族の一体感が生まれやすく

介護や生活の協力も得られやすくなります。

また、孫の成長は、楽しみなものです。

小さな赤ちゃんの頃から小学校・中学校・高校・大学・社会人 孫の成長にかかわりあいながら生活していくことは、人生のはりになるはずです。

サッカー日本代表キャプテンだった長谷部選手が、おじいちゃん子だったことは有名です。

孫のサッカーにうちこむ姿を毎日観にいくことは、長谷部選手のおじいさんにとって、おおきな喜びだったことでしょう。

その結果、長谷部選手は、無名の高校時代から成長して、日本代表のキャプテンまで成長しました。

無償の愛を受けて生活していくことは、孫の成長にも役立ちます。

互いの安心感を増幅させる、二世帯住宅へのリフォームが、ご家族の生活に幸せをもたらします。

まとめ

二世帯リフォーム計画のまとめ

二世帯リフォームには、親世帯子世帯共に、メリットがあります。

日本は、これから少子化が進み空き家が増える。

この事実は、変えることは出来ません。

我々が出来ることは、与えられた環境でベストの選択をすることだけです。

大きな犠牲を払わずに、豊かな人生を築く選択肢になる

二世帯リフォームを、是非検討して下さい。

大人が4人いると、意見は様々です。

簡単にはまとまりません。

特に、日本人は普通を好みます。

たとえ二世帯リフォームが、経済的にも人生においても、大きなメリットがある選択肢だと知っても、選択しない性質があります。

誰かが主導して、家族を導かなくてはいけません。

この記事を参考に、家族全員の成功の為、二世帯リフォームを成功させて下さい。

ABOUT ME
リフォーム三四郎
リフォーム三四郎はリフォーム専門の一級建築士として、大型リフォーム400軒以上の提案設計『18年のキャリア』があります。リフォームを通じて一人でも多くの方が幸せになればとブログ始めました。『二世帯リフォーム』『定年リフォーム』お役立ち情報を発信中!