今回は、こんな疑問にお答えします。
・二世帯リフォームの見積もり依頼で正しい業者選びをする為の基準
・いろいろな種類のリフォーム会社の特徴
・業者選びの具体的進め方
こんにちはリフォーム三四郎です。
今回は、二世帯リフォームの見積もり依頼で、大切なことをお伝えします。
事前に知っておけば、リフォームで失敗する可能性がかなり低くなる為、必見です。
リフォーム三四郎は、リフォーム専門の一級建築士を生業として１８年。
リフォームで一人でも多くの方に、成功して貰えればと思いリフォーム情報発信中です。
業者選定はとても大切ですが、
マニュアルはない為、必ず最後はご自身で判断しなくてはいけません。
皆さんはこの記事を参考に、リフォーム業者選びに成功して下さい。
大規模リフォームが得意な業者に依頼する
リフォーム業者には大きく３タイプに分かれます。
・大手リフォーム業者
・水廻り交換が得意なリフォーム業者
・工務店（新築もリフォームも施工する業者）
大手リフォーム会社の特徴（ハウスメーカーや不動産会社のグループ企業）
大手リフォーム業者は、大型工事が得意な会社が多いため、二世帯リフォームの見積もりを依頼する会社の候補となります。
大手リフォーム会社（ハウスメーカー不動産会社のグループ企業）のメリットは、
・経験値や実例が豊富
・技術力が高く、倒産する心配がない為安心
・自社建築物件に、専用のリフォームを実施
デメリットは、
・金額が高い
・全国展開している会社がすくない
・自社建築物件のみ対応の会社もある
大手リフォーム会社への見積もり依頼は、金額は高くなりますが、打ち合わせする会社の３社中１社は入れておくことをお薦めします。
デザイン性の高い提案など、参考になることも必ずあります。
価格が予算に合わなかった場合でも、高い提案力は、ご自身で思いつかないリフォームのプランや方法もあるはずです。
大手リフォーム専門会社
大手リフォーム専門会社のメリットは、
・デザイン性が高く、おしゃれ
・部分リフォームは少なく、リノベーションが中心
デメリットは
・対応エリアが狭く限られている
お住まいのエリアにリノベーションに強い、人気のリフォーム専門会社がある場合は、
必ず見積もり依頼候補に組み込んで下さい。
都市部には、数多くあります。
経営に安定性がない為、創業何年の会社か？
創業社長の個人スキルに頼った会社でないか確認して下さい。
このカテゴリーに見積もり依頼したい会社が多い場合は、３社依頼して様々な提案をうけてもいいでしょう。
水廻りが得意なリフォーム業者
水廻りが得意なリフォーム会社は、２世帯リフォームのような大型リフォーム工事を相談するにはむきません。
・ホームセンター
・家電量販店
・地域の小型リフォーム会社
・地域ガス水道会社
リフォーム会社には、それぞれ特徴があります。
いままでの付き合いだけで、簡単に依頼しないで下さい。
特に、水道屋さんやガス屋さんは、今までの付き合いからつい頼みがちです、
注意して下さい。
但し、大型リフォームを得意としているガス会社のリフォーム部門もありますので、その場合は例外です。
工務店
工務店は、会社によって技術力や提案力に大きな差があります。
しかし、価格を安くすることが可能な為、実績のある工務店を探すことはとても大切です。
近年は口コミだけでなく、ネットでも実例紹介さてれいる工務店を調べれるため、
見積もり依頼する３社のうちの1社は、工務店を加えることをおすすめします。
工務店のメリットは
・安い
・地域密着で親切
デメリットは
・キャパオーバーにすぐなる為、計画が進むのが遅い
・会社によって技術力に差がある
・デザイン性や提案力がひくい
デメリットも多い選択肢ですが、いい工務店さんに依頼することができれば、安くていい工事ができ、メリットも大きい選択です。
いい工務店の見分け方は、
・経営年数が長い
・跡継ぎの息子さんがいる
・大型リフォームの実例を複数持っている
・大手ゼネコンやリフォーム会社の下請けの仕事もして技術力がある
こんなところを判断基準にして、工務店のパワーを診断して下さい。
見積もり依頼業者の候補は１０社程度検討
見積もり依頼する前に、候補会社を調べます。
いろいろなリフォーム会社がありますが、
・大手ハウスメーカー系 …工事費は高いが安心技術力アリ
・地元工務店 建設会社系…知らなかったいい会社と出会えれば最高の結果に
・大手リフォーム専門会社系…おしゃれでデザイン性の高い工事に期待
この段階では自分の住んでいるエリアで施工可能な会社を、幅広く調べて下さい。
リフォーム会社紹介サイトなども活用して、まずは資料請求して下さい。
一度資料請求すると、各リフォーム会社のイベントやリフォーム見学会などの案内が届きます。
時間があればイベントに参加して、徐々にリフォームIQをアップさせて下さい。
リフォームを検討する前は、知らない会社がほとんどなはずです。
身近な人から口コミ情報を得ながら、見積もり依頼会社を選定して下さい。
本当に打ち合わせする業者は３社に絞る
資料請求した１０社以上あるリフォーム業者から３社を選定して、打ち合わせを初めて下さい。
３社以上と打ち合わせをすることは、ほぼ無理です。
業者選定には、同じ条件を各業者に伝える必要がある為、
３社以上と打ち合わせすることは、想像以上に大変です。
打ち合わせで大切なのは
・質問の回答が的を得ているか？
・要望にあわせた提案（それ以上の提案があるか？）
・予算と工事内容のバランスが適切か？
等があり、あなたとの相性がととも大切です。
依頼する可能性が低くなったら早期に断る
３社に絞った競合会社ですが、初回打ち合わせを終えた段階で、この会社はないなと感じたら、即お断りして下さい。
お互いに時間の無駄です。
初回面談がうまくいかない会社は、いくら安くても契約してはいけません。
場合によっては検討業者追加
初回面談で、イメージと違ったら、即差し替えドラフト4番業者に、うちあわせ業者を変更してもOKです。
イチロー選手もドラフト4位指名です。
おもわぬいい提案を受けることが出来るかもしれません。
依頼業者を変更追加する場合は、必ず初訪後すぐにして下さい。
打ち合わせ終盤に、他社が入ってくると今まで提案してきた業者から、あなたの信頼度が下がります。
リフォームの成功は、共同作業です。
施主と業者が信頼関係を持って取り組まないと、失敗に終わります。
打ち合わせ開始から３カ月以内に業者決定
リフォーム業者の決定は、３カ月以内にゴール設定してから、打ち合わせを開始して下さい。
リフォーム計画において業者決定は、富士山の５合目と同じくらいと考えて下さい。
これから、詳細打ち合わせ・工事準備・引っ越し・実際の工事・完成引き渡し等
やるべきことはかなりあります。
あまりにも長く業者決定に時間をかけると、燃え尽きてしまい、
その後の打ち合わせを、おろそかにしがちです。
業者さんには、打ち合わせスタート時に、３カ月で業者決定するスケジュール確認を必ず最初にして下さい。
目標があると、順調に全体の計画が進みます。
まとめ
リフォームの見積もり依頼にはコツがあります。
しかし、ほとんどの方の場合が、未経験に近いことなので、
どうすべきかは、お客様の感性に大きく左右されます。
何百回とリフォーム提案を経験した、三四郎の意見を参考として下さい。
リフォーム業者選定には、絶対的正解はありません。
しかし、あなたにとって正解の1社は、必ずあります。
今回の業者選定ポイントを参考にして業者選定をしっかり実施すれば、あなたにとってベストな選択ができるはずです。
