今回は、こんな疑問にお答えします。
・二世帯リフォームをしない方がいい実例を知る
・二世帯リフォームで問題になる人間関係
・計画中なら今がやめるラストチャンス
こんにちはリフォーム三四郎です。
リフォーム専門一級建築士としての18年の経験を生かし、
一人でも多くの方にリフォームで
成功して貰えるお手伝いが出来ればと、リフォーム情報発信中です。
リフォーム工事金額は、30億以上400件以上のリフォームのプロです。
今回は、二世帯リフォーム計画しない方がいい場合5選をお伝えします。
こういった方は、是非参考にして下さい。
・実家をリフォームしたいけど不安
・実家をリフォームする場合ご主人か奥様の家にするか?迷っている
・二世帯リフォーム将来計画するときのリスクを事前に理解しておきたい
二世帯住宅は相続の際の評価額が80%減額されるなど、法的にも魅力的な部分がおおい選択ですが、家族間がストレスを抱えて暮らしていては、大きな失敗につながります。
場合によっては、離婚にも簡単になってしまうのです。
同居する義理の親と考え方がまったくあわない
義理の親との考えがあわない。これは基本中の基本、あたりまえのところです。
義理の親とは他人の為、意見があうことはほぼありません。実の親子でも同様です。多少の違いは許容しなくてはいけません。
しかし、中には我慢の限値を超える場合もあります。
こんな親とは同居してはいけません。
・生活スタイルをおしつけてくる。
・実の息子や娘を極端にかばい甘やかしすぎ。
・孫を溺愛しすぎて教育上マイナス。
など、後々の生活でデメリットになる要素が強い場合は、無理に計画を進めない方がいいでしょう。
経済的メリットがあるからより、まずご自身の家族全員の幸せが大切です。親世帯から同居の提案がある場合は、特に注意して下さい。
未婚の義理の兄弟が住み続ける
現在は、晩婚化が進み40代でも未婚が珍しくありません。
未婚の兄弟が実家に住んでいるケースは、必ず二世帯リフォームをする機に別に住むようにして貰う必要があります。
それが無理ならリフォーム計画を進めない方がいいでしょう。
年老いた時に親の面倒はみなくてはいけないと皆さん考えますが、兄弟が年老いた時に自分や配偶者子供に、世話が出来るでしょうか?
将来的リスクを深く考えずに一緒に住み続けることはお勧めできません。
・義理の兄弟にはリフォームを期に一人暮らしを実家の近くではじめてもらう
・義理の兄弟には、あと2年~3年など実家での生活を期間を決めてもらう
・中古のワンルームマンション購入資金を親から援助して一人暮らしへ
普段の生活の延長から義理の兄弟の住居について話合うことは出来ません。
いつかいなくなるのでは?
希望的観測で計画を進めるには、リスクがとても高い為危険です。生前贈与で資金援助して一人暮らしをして貰えれば、将来の相続対策にもなり丁度いいかもしれません。
親が浪費家 資産がまったくない
リフォーム計画を進める時に必ず確認しなくてはいけないことが、親の資産状況です。
・預貯金はいくらか?
・借入がないか?
・老後の資金計画はできているか?
親世帯の資産状況は、このようなことがないと意外と解らないものです。
お互いにメリットがあると思って開始した2世帯リフォーム計画が、金銭的負担が若夫婦に大幅にでるようでは大変です。
互いの状況を理解しあった上で計画を進めるならいいのですが、住み始めてからこんなはずではなかったと思っても、やり直しは出来ません。
必ず、資産状況を確認した上で計画を進めて下さい。
親が子世帯の間取りまで意見してくる
2世帯リフォームを計画するにあたって、共用部分をどこまでとるか?などはしっかり話合いが必要です。
そんな時に、子世帯の細かい間取りまで意見してくる場合はかなり危険です。今後も生活の隅々まで意見をしてくる恐れがありあます。親の意見が強い家は、完全分離型2世帯住宅にできないなら、計画を中止した方が賢明です。
義理の親の性格はコントロールできません。
・トイレの位置まで意見してくる。
・キッチンのプラン使いかってまで意見する。
但し、風水を気にする場合や、1階と2階の生活音の懸念からプランに意見があることは、十分考えられます。お互いに生活しやすいように、間取りの工夫をして下さい。
建て替えた方が安くなる
現在の建物が昭和56年以前に建てられた新耐震基準以前の建物の場合、耐震補強工事費用や維持管理のメンテナンス工事だけでも大幅な費用が発生して、建て替えた方がメリットが大幅にでる場合があります。
築100年続く家を住み継ぎたいなど価値ある家の場合は別ですが、コストメリットがない場合は建て替えや別棟をお勧めします。
建築費用で1千万以上はリフォームを選択した場合はコストメリットが必要です。
逆に、必要以上に予算を安くすることも危険です。生活の満足度を下げないように計画して下さい。
まとめ
計画を進めて無理な場合、時には撤退が必要です。
無理して計画を進めて、後悔することを一番さけなくていけません。
又、事前に知っておけば解決できる問題もたくさんあります。
計画を進めるには一つ一つしっかり解決しながら進めて下さい。
急ぎすぎや、無理強いは破綻のもとです。