二世帯リフォーム

『二世帯リフォーム』お風呂・ユニットバス4プラン【注意点・成功の秘訣】を一級建築士が伝授!

二世帯リフォームのお風呂計画
初太郎
初太郎
二世帯リフォームの計画を始めましたが、今お風呂の計画で迷っています。みんなどうしているのかな?
三四郎
三四郎
お風呂は二世帯リフォーム計画で、一番迷うところです。それぞれの家族にあった選択をして下さい。

今回は、こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

・二世帯リフォームで選ばれるお風呂のスタイル

・お風呂のスタイルごとのメリット・デメリット

・お風呂のタイプで失敗しない為のポイント

こんにちはリフォーム三四郎です。

今回は、二世帯リフォームでお風呂をどうするか?

4つの選択肢の、メリットデメリットをお伝えします。

リフォーム三四郎は、リフォーム専門の一級建築士として18年のキャリアがあります。お引渡し物件は30億以上400軒以上のリフォームのプロです。

リフォームを通じて、一人でもおおくの方に幸せになってもらえればと思い、リフォーム情報発信中。

リフォーム三四郎の自己紹介

今回は、『二世帯リフォームのお風呂』計画のポイントをお伝えしたく、記事にしました。各家族が選んだ方法を知って頂き、ご自身の計画に、組み込んで下さい。

こんな方は是非参考にしてください

・二世帯リフォーム工事を検討中のご家族

・実家リフォームを考えている若夫婦

・お風呂一つで同居している方

三四郎
三四郎
リフォーム計画でお風呂をどうするかは、意見が割れる点です。それぞれの選択を知っておくことは大切です。
初太郎
初太郎
僕は、お風呂は一つでいいと思っていたけど…

1番お薦めプラン『1階両親風呂2階若夫婦風呂』完全分離二世帯リフォーム

二世帯リフォームでUBお風呂完全分離タイプ

一番理想的でお薦めなのが、やはり『完全分離型の二世帯リフォーム』計画です。

1階に親世帯のユニットバス、2階に子世帯のユニットバスを設計する。

二世帯住宅の王道、『完全分離・上下分離タイプ』工事計画です。

デメリットは、やはり費用がかかることです。

しかし、できるだけこのタイプの計画をお薦めします。

完全分離タイプは、お互いに負担になることが少ない為、家族間のストレスが低い選択です。

・一番最初に検討する理想的な形態

・費用はかかるが生活ストレスは一番ひくい

・長い目で考えれば家事分担もしやすくお薦め

私の担当物件も半分は、このタイプになります

2階のお風呂のサイズは、0・75坪でも大丈夫です。

まずは2階にユニットバスを付けることを前提に、プランを始めて下さい

その為に必要なら、増築の検討も必要です。

お風呂を2階に設置するメリット・デメリット

二階にお風呂計画

若世帯が2階に住み『上下分離』の二世帯住宅計画、2階にお風呂を計画するタイプが一番よくある計画です。

2階にお風呂設置のメリット

・自由にいつでも入浴できる。(生活時間の違いを軽減)

・洗濯風呂掃除など家事分担がはっきりしてトラブル回避

・電気代や水道代などの分離もしやすい

細かいルールに縛られての生活は、大きなストレスになります。

リラックスしやすい空間を確保することは、とても大切です。

2階にお風呂設置のデメリット

・工事費用がかかる。 (水道・ガス・電気工事など)100万~300万円増

・浴槽設置用の構造補強が必要|1階にパイプスペース必要

・2階の生活空間が狭くなる

・光熱費がUP

光熱費や工事費用がアップしても、生活の満足度に勝るものはありません。

最初はお風呂を増築する計画から初めましょう。

設計の注意点

・2階での水漏れリスクが発生

・補強が必要な為、設置可能な場所をしっかり検討

・下の階に音が響く可能性あり(防音対策必要)

・水圧が弱まる可能性あり(高圧給湯器設置)

音の問題が、一番大切です。

・1階の寝室の上などには、ユニットバスを設置しないで下さい

光熱費分離が一番おすすめ

二世帯住宅の光熱費光熱費は毎月かかり、支払い金額に『家族ごとの差』が発生します。もちろん、基本料金のことを考えれば、分離しない方が安くすみますが、『二世帯リフォーム』を選択した時点で、生涯居住費をかなり削減できています。

無理な節約はしてはいけません

二世帯リフォームの最大の敵は、気を使いすぎることです。

お金にかかわることは、神経を使わざるえません。

大人が4人いれば、必ず一人は光熱費を必要以上に気にする人がいます。

分離して気をつかわないことが一番です。

三四郎
三四郎
1坪サイズと0.75坪で計画するのでは、意外と2階で可能なプランに差があります。お風呂を小さくすることも必ず検討して下さい。
初太郎
初太郎
うちも2階にお風呂を計画することに決めました。入る時間も違うし、奥様の希望です。

二世帯リフォームの失敗のほとんどが水廻りの共有化

水廻りの共有

ご実家を二世帯住宅にリフォームした場合、後で後悔するところが、水廻りの共有化です。

各家庭で不必要なトラブルがおきないようにするには、分離するしかありません。

電気・水道代 光熱費の問題

『電気代・水道代』の分離は、お風呂を分離するのと同時に、分離することをお薦めします。

せっかくプランを分離しても、お金の問題をクリアにしておかないと、お互いのストレスは減りません。

光熱費の請求

家事・洗濯物の問題

お風呂を分離すれば自然と『洗濯機』も分離されて、家事分担がはっきりします。

今後若奥様が働いて共働きになる場合でも、洗濯機は分離されたい方がほとんどです。

洗濯機

洗剤柔軟剤の不一致による問題

こまかいところですが、洗剤や柔軟剤には奥様のこだわりのものがあります。

一つの洗濯機で時間ごとに使い分けることは、かなりのロスがあり時間の無駄です。

柔軟剤

ユニットバスのお薦めサイズと出入口

一坪ユニットバス

2階にユニットバスを設置する時、1坪タイプ(1616サイズ)を基準にプランニングします。

但し、面積が足らない場合は0.75坪(1216サイズ)でも十分です。

大切なのは設置すること。場合によっては増築も検討が必要です。

また出入口は、折れ戸やドアではなく『3枚引き戸』にしてください。

全体的に広く感じることできる為、どうしても狭くなる『二世帯リフォーム』計画では、とても有効です。

採用は慎重に『風呂は1箇所のみ』完全共有型二世帯リフォーム

二世帯リフォームでUBお風呂共有タイプ

『二世帯リフォーム計画』で全体の費用を抑えて、面積を小さく設計出来るプランが、

『お風呂1箇所タイプ』です。

親世帯が片親の場合などは、このタイプがお薦めです。

また、2階の面積が小さいお宅でも検討する価値があります。

工事費用が、かなり抑えれますし維持管理費も安くなります

この形態はご実家以外に住むこととなる、ご主人か奥様が問題なければ、いい選択となります。

若夫婦が、『共働き』のケースもがほとんどです。

そんな時、孫は親世帯のお風呂に入ることになり、2階のお風呂の使用頻度が低い場合があります。

もちろん、家事負担も減る為、『お風呂なし』が本当に可能か?検討して下さい。

後悔するケースもおおいため、採用は慎重にする必要があります。

三四郎
三四郎
玄関とお風呂を共有すると、全体の面積も小さく計画出来る為、コスパのいい提案となります。
初太郎
初太郎
2階にお風呂がなければ、工事金額に大幅な差額がでそうですね!
ユニットバスリフォーム

『二世帯リフォーム』ユニットバスのお薦めオプションは、

高断熱浴槽…時間差入浴に対応

浴室暖房乾燥機…10万もかけないで雨の日の、洗濯物を乾かすスペース確保

ユニットバスの空間を『有効活用』することはとても大切です。

必ずショールームで、いろいろなオプション機能を体感して下さい。

お薦めプラン『お風呂1箇所・2階に洗濯機設置』部分共有型二世帯リフォーム

二世帯リフォームで洗濯機分離

採用率高い計画の一つが、『お風呂は1箇所でも洗濯機は分離』です。

洗濯を親世帯に全部頼むのは、抵抗ある方がほとんどです。

かといって、親世帯の洗濯物までするのは大変。

・お薦めは、家事分離がわかりやすい洗濯機2つ計画です

洗濯機は動かす時間が、各世帯で違いがある為、

若夫婦の洗濯機は、2階に設置することをお薦めします。

またこの場合は、音の問題を考慮した設計が必要です。

お風呂を1箇所にしながらも、ちょうどいい距離感をとれるプランです。

三四郎
三四郎
洗濯機さえ分ければ、お風呂は共同でも大丈夫なお嫁さんもいます。
初太郎
初太郎
確かに、洗濯は負担が大きいから、別々に計画した方がいいですね!

減っている『お風呂1箇所・2階シャワー室』部分共有型二世帯リフォーム

二世帯リフォームでシャワー室設置タイプ

普段は1階のお風呂を全員利用するけれども、ご主人の夜勤があったり『利用時間の違う家族』に対応しやすいプランです。

お子さんが大きくなってくると、夜遅くまで起きており、2階のシャワー室があると便利なときもあります。

シャワー室は価格もかかり、脱衣室など付けると面積も広く必要な為、

どうせだったら0.75坪でもいいのでユニットバスをつける方が、便利なことも多くありますので、採用には注意をして下さい。

築20年の家にお伺いして、『シャワー室はほとんど使っていない』と聞くこともよくあります。

三四郎
三四郎
シャワー室つける場合は、サブ的な利用が前提として計画してください。
初太郎
初太郎
シャワー室があると便利なお宅もありそうですね!

二世帯リフォーム費用の目安

二世帯リフォーム費用

二世帯リフォームの費用は、実家の状態・耐震性・計画プランによって大きく変わります。

・二世帯リフォーム費用・・・2,000万以上が72.8%

予算にはもちろん限りがありますが、倹約しすぎて後悔しないようにして下さい。

『二世帯リフォーム』はパートナー選びが一番大切

リフォームプラン作成

二世帯リフォーム成功には、経験豊富な『担当者』と『リノベ業者』が必ず必要です。

ご自宅の『状況・予算・希望プラン』などを組み合わせて、ご家族にとって最適なプランを作成できるのは、一部の業者だけです。

業者選びで大切なポイント

・見学会で施工実例を見る

・大きな会社の場合は工事実例がその支店のものか?必ず確認

・担当者のキャリアを確認

・1級建築士事務所登録されているか?

信頼できる業者探しは、一番大切な成功の肝です。じっくり複数社にて検討して下さい。

業者探しはこちらから↓


二世帯リフォームプランを作ってみよう

二世帯リフォームのお風呂計画

お風呂の形態は、家族それぞれあります。

判断に迷った場合は、『完全分離のお風呂2箇所』計画をおすすめします。

リフォーム後20年以上は、この形態での生活が固定される為、安全策をとっておくことが一番です。

将来を考えると、今は必要なくても『10年後』親世帯は就寝時間が早くなり、孫たちは夜遅くまで起きています。家族の生活時間が、大きく乖離していくのです。

生活を始めてから『お風呂を増やす計画』は、無理があります。

二世帯リフォームを選択した時点で、あなたの人生における住居費は、かなり『コストカット』できています。

・初期費用がすこしかかってもお風呂は2つ計画しましょう

最低でも洗濯機は、分離してください。

三四郎
三四郎
しっかり検討して、後悔しないようにお風呂の形態を決めて下さい。今だけでなく5年後10年後の生活スタイルも想像して決めることが大切です。
初太郎
初太郎
将来共働きになる可能性が高いから、やっぱりお風呂は2箇所あったほうがよさそうですね。
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リフォーム三四郎
リフォーム三四郎はリフォーム専門の一級建築士として、大型リフォーム400軒以上の提案設計『18年のキャリア』があります。リフォームを通じて一人でも多くの方が幸せになればとブログ始めました。『二世帯リフォーム』『定年リフォーム』お役立ち情報を発信中!