今回は、こんな疑問にお答えします。
・アパート住まいより、実家をリフォームした方がいい点は?
・二世帯リフォームする時期は、いつがいいのか?
・子供や親にとって一番の選択は?
こんにちは、リフォーム三四郎です。
今回は結婚や出産を機に、ご実家の近くでアパートを借りる予定のご夫婦に、是非検討して欲しい選択。『二世帯リフォーム』のメリット5選をお伝えします。
リフォーム三四郎は、リフォームの提案設計専門の、一級建築士として18年のキャリアがあるリフォームのプロ中のプロです。
なにかと失敗しがちなリフォーム計画で、一人でも多くの方に成功して幸せになって貰えればと思い、リフォーム情報発信中です。
ご実家の近くでアパート暮らししているご夫婦は、この記事を参考に新しい人生を築きあげて下さい。
子供の成長に一番安心
二世帯リフォームの魅力は、やはり子育て環境が、圧倒的によくなることです。
単世帯の核家族より、子供に多様性が、普段の生活から生まれます。
私も二世帯リフォームをして、親世帯と暮らしていますが、子供の成長にプラスの影響を強く感じます。
共働きの家庭は特に、親世帯に子供の面倒をみてもらえるメリットがあります。
ただ親世帯と信頼関係のない場合は、絶対に2世帯リフォームはやめておいて下さい。
経済的メリットがあっても、教育的によくありません。
家族が憎しみあうような家は、不幸しか生まれません。もちろん他人同士が暮らす為には、完全分離型2世帯住宅にするなど、設計上の工夫が必要です。
それでも、なかにはもっと距離をとった方がいいケースがあります。
実家の近くでアパートを探している方は、親との信頼関係はあるのでは?と考えていますが、金銭的メリットにつられて仲の悪い親世帯と暮らすことは絶対しないで下さい。
移動時間を大幅削減可能
移動時間短縮はとても大切です。実家近くのアパートに住みながら、毎日子供を実家に送り迎えしている共働き夫婦はよくいます。
朝と夕方の移動にかかる時間は、近くでも意外とかかっています。
毎日、自分はもちろん子供の時間も、1時間近く奪うこととなります。
もしこの時間を、他に使えたらどうでしょう?
子供は、なかなか時間どうりに行動してくれません。
朝と夕方は、食事や出勤・登校・下校など時間に追われることばかりです。
ただでさえ共働きで疲弊しているなかで、限界があります。
留守でも安心
アパートでの生活で大変なのは、子供一人で家においておけない問題です。
ちょっとした外出のたびに、親に預けに行くのも大変です。近くに実家があれば大丈夫と考えがちですが、近くのアパートでもほとんどの場合、車での移動が必要です。
親世帯も、家を出たり入ったりしている為、予定をしっかり合わせて生活することは、意外と負担があります。
頼れる実家が奥様のご両親の場合は、まだ多少の無理はききますが、ご主人の実家しか頼れない家は、あまり無理は言えませんので、本当に困った時くらいしか力になりません。
工事するなら早くするべき
現在、実家のお近くのアパートに住むご夫婦も、将来的には同居を考えている方も多いはずです。
二世帯住宅に建て替えするにしても、アパート暮らしの家賃は、無駄なお金になります。
共働きには実家の協力も必要ですが、たとえ近くでも同じ屋根の下で暮らしているのと近所のアパートでは、協力してもらえることにも大きな差があります。
早めに二世リフォームを実施することによって、共働きに復帰する時期を早めることも可能です。
仮に、5年早く共働きすることが出来れば
家賃が月8万×12カ月×5年=480万
奥様の年収 350万×5年=1750万
5年で差額は2230万円になります。
若いご夫婦の資産形成に、大きな差が発生するのは明白です。
理想では、奥様は産休・育休以外はずっと働き続けることが一番です。
しかし周囲の状況から、一度退社して子育てに専念せざる得ないことも多いでしょう。
二世帯住宅に新築するには予算がかかりすぎるし、ご両親の蓄えも住宅ばかりには掛けれません。
互いに無理しすぎないで、実施可能な二世帯リフォームを、早めに決定して下さい。
産休育休中に、二世帯リフォームを実施することが、出来たらベストです。
一度スケジュールを想定してみることを、お勧めします。
親世帯が単独リフォーム前に実施
親世帯は、子供達が独立して定年が近くなると、大型リフォームを検討します。
子供世帯との同居はいやではなくても、無理強いする親はかなり減っています。
近くで住んでいても親世帯は、独自にリフォーム計画を進めて行きます。
二世帯リフォームした方がよかったかな?と感じる時には親世帯のリフォームが終わっており、今更二世帯リフォームは検討できません。
チャンスの神様は、前髪しか生えていない。必ず前髪をつかめと言いますが。
時期を逃すと、二世帯リフォームは不可能になります。検討する可能性があるなら、必ず早めに行動してチャンスをつかんで下さい。
まとめ
二世帯リフォームを検討するには、時期を逃さないことが最重要事項です。
なんとなく生活していると、二世帯リフォーム出来る機会は、気が付いたらなくなっています。
早めにリフォーム会社の資料請求するなどして行動しましょう。
親世帯への相談も大切です。事前に相談しておけばリフォームの機会に必ず話があります。