今回は、こんな疑問にお答えします。
・二世帯リフォームを薦めれない実家の特徴
・新築とリフォーム迷った時の判断基準を知る
・二世帯リフォームに失敗する家族の特徴
こんにちはリフォーム三四郎です。
今回は、リフォームより新築をお薦めするケース5選をお伝え致します。
リフォーム三四郎は、リフォームの提案設計を生業にして18年
ごりごりのリフォーム推進者です。
そんな私も、お客様に新築をお勧めする場合も珍しくありません。
ご自身は、そんなケースにあてはまらない?
是非、参考としてください。
どんな場合に、新築した方がいい可能性があるのか、具体的にお伝えします。
この記事を投稿しているリフォーム三四郎は、お引渡し物件30億以上400軒以上のリフォーム提案設計のプロです。
二世帯リフォームの魅力やメリットをお伝えする情報発信中ですが、二世帯リフォームしない方がいい実家もあります。
デメリットを十分知っていれば、計画は、必ず成功します。
この記事を参考に、二世帯リフォームを本当にしていいのか決定して下さい。
昭和56年以前に建てられた住宅を二世帯リフォームする場合
もし、あなたが20代30代で昭和56年以前に建てられた実家を、二世帯リフォームの計画する場合は、一度新築するケースもしっかりと検討した上で、工事決定するようにお薦めします。
昭和56年以前に建てられた建物は、基礎に鉄筋が入っていないことがほとんどです。
こんな家を若い世帯のご夫婦が、リフォームするにはリスクが高いと言えます。
但し、再建築は難しい築100年の古民家などのケースは除きます。
価値ある思い入れのある建物は、十分残す選択肢があります。
時には、新築以上の費用がかかって残しても、全然問題ありません。
しかし、普通の材料を使った、後世に残す価値がない建物の場合は、
50代60代のご夫婦が、リフォームして住むにはいいですが、
まだまだ若いご夫婦が、一生を暮らす計画するには、リスクが高すぎます。
リフォームすることが第一希望でも、必ず新築の提案も受けて比較検討して下さい。
新築と2世帯リフォームの差額が1千万以下
新築とリフォームの差額が一千万以下の場合は、リフォームにお金をかけすぎてないか再検討、もしくは建て替えに計画変更が必要です。
リフォームにしたからには、やはりある程度の価格メリットがなくてはいけません。
予算差が1千万円以上あれば、積み立てNISAなど活用すれば
老後の資金2千万円不足問題も、瞬時に解決できます。
その為、あなたがリフォームを選択した利益が、はっきりと解ります。
しかし、当初あったはずの利益を必要以上に、家の仕様をアップさせて
価格差が少なくなってしまうと、住宅ローンで生活が苦しくなることに変わりありません。
家の計画はお金をかけようとすると、際限がありません。
必要以上の設備や機能を求めて、全体予算を極端にオーバーさせないようにしてください。
そもそもの資金計画が、借入可能金額ぎりぎりにて設定しているケースがあります。
身の周りの同僚や友人を参考にしているかと思いますが、
予算を、おおく考えすぎてないかも検討してください。
周囲の人間より、25%位以上の居住費カットを目標として設定してください。
家族の半数以上が反対の場合
二世帯リフォームがいい選択肢と思っていても、家族の反対があっては無理です。
二世帯化する家の、両親の反対があっては無理ですし
一緒に住まない方の配偶者の親が、反対するケースもあります。
家の計画は多くの関係者がいる為、1歩1歩進めていくことが大切です。
パートナーの意見を無視して、無理やり計画を進めてもすぐに頓挫します。
リフォームの計画は、一度失敗すると再計画はかなり難しくなります。
但し、リフォームのプランや計画で家族の意見を簡単に変えることが、可能な場合もあります。
二世帯リフォームは、まだまだ周囲に少ない為、ご自身の家でイメージが出来ないのです。
反対意見が多い場合は、家族一人一人の意見が反対の理由をはっきり確認して
リフォームでも解決できないか、検討してみてください。
場合によっては、専門家にも相談して決めても遅くありません。
結婚していない兄弟がずっと住み続けそうな場合
兄弟がまだ実家に住んでいる場合は、やはりリスクがあります。
時には、離婚して子供を連れて帰ってきているケースなどもあります。
日本は、晩婚化が進み婚期を逃す人も珍しくありません。
そんな兄弟が実家にいたのでは、計画を進める猶予はありません。
しかし、もしあなたが家を検討する時期になったら
兄弟が、そのまま実家で暮らすか?
あなたが実家に戻り、兄弟が一人暮らしを始めるか?
将来を見据えて家族で話し合い、今後実家をどうするか決定することは、
大変有益です。
兄弟と一緒に暮らすタイプの2世帯リフォームは、楽しく暮らしている家族もたくさんあります。
一緒に暮らす、兄弟と今後ずっと仲良く暮らせるか?
親世帯以上に長く暮らす相手となる為、慎重に選択して下さい。
問題なのは中途半端な状態で、判断がずっとつかないことです。
家を建ててから、実家に戻って欲しい話があっても困りますが
兄弟間や親子間で、しっかり話をしないで、
計画がすすんでしまうことが一番問題です。
ご自身が家を計画する際は、とてもいい機会ですので
この時に、親の老後の計画も含めて、『兄弟間・親子間』で話し合ってください。
新築するにしてもリフォームするにしても、将来のリスク管理にもなるいい機会です。
勤務地が遠すぎる場合
二世帯リフォームが、資金的にとてもメリットがある選択肢になるケースでも
無理しすぎは禁物です。
時間は、お金以上に価値があります。
勤務地がかなり遠いのに、極端に無理してまで、2世帯リフォームすることはお勧めしません。
これは新築する場合も一緒ですが、
寝る為に帰るような毎日を過ごすために、家の計画をしないことです。
長時間の通勤は、非常にきついものです。
無理な通勤をするくらいなら、転職を検討してもいいかもしれません。
まとめ
今回は二世帯リフォームしない方がいい場合を、5つお伝えしましたが
家族の状況や家の築年数によって、いろいろなケースがあります。
この5つにあてはまっていても、リフォームの選択肢を選ばれるケースも多くあります。
このなかに入っていたら、リフォームしてはいけないのではなくて、
注意事項を再検討した上で、後悔なき決定をしてください。
リフォーム新築どちらの場合でも、人生における大きな決断になります。